解字IDSデータ
解字IDSデータは、UCS漢字を、字の成り立ちからIDS化する作業を行っています。各漢字の成り立ちについては、説文解字注による記述を中心に、字通、漢語林、等による解釈を参考にしています。説文解字注の記述(六書音均表)を重視しているため、必ずしも現在通用している説と同じとは限りません。
各カラムはタブで区切られており、以下の意味を持ちます。
カラム | 書式 | 説明 |
---|---|---|
1 | U+xxxxx | UCS符号 |
2 | char | 文字 |
3 | →char | この漢字が、charから派生した異体字であることを示します。 |
3 | ←char | この漢字が、charの古文籒文などであることを示します。 |
3 | <char> | この漢字が、charを反転・回転させてできた別字であることを示します。 |
3 | IDS | この漢字が会意・形声文字の場合はIDSを示します。指事・象形文字の場合は文字そのものを示します。 |
4 | 六書 | この文字が形声文字の場合は、“X聲”として示します。会意形声文字の場合は、“X亦聲”と表記する場合があります。聲の漢字が省略されている場合は、“X省聲”と表記する場合があります。この漢字についての説明が説文で欠落している場合は、“闕”と表記します。この漢字が六書不明な或体の場合は、第3カラムを「→」にしてここは空欄にします。 |
5 | 説文整理番号 | 説文解字注IDを表記します。新附字等の段注で見られない文字は"@数字"で示すことがあります。IDの末尾が0以外の場合は、末尾が0の文字の異体字です。 |
6 | コメント | 他の出典や解字の異説などを、“# ... ”で示す場合があります。 |
IDS Analysis Data
`IDS Analysis Data' provide IDS based on semantic structure, rather than physical structure, of CJK ideographs. They are mainly based on the descriptions of Shuowen Jiezi (Duanzhu edition).
For example, “旗” is described as 《⿰方⿱𠂉其》 in the IDS data, while it is described as 《⿸㫃其, 其聲》 in the IDS Analysis Data.